この記事でわかること
- A型は雇用契約あり・最低賃金保障、B型は雇用契約なし・工賃支給
- A型の平均月収は約8.3万円、B型の平均月額工賃は約1.7万円
- A型は「就労」色が強く、B型は「福祉的活動」の側面が強い
- 職員の仕事も異なる:A型は生産管理・労務管理、B型は生活支援の比重が大きい
A型・B型の基本的な違い
| 項目 | 就労継続支援A型 | 就労継続支援B型 |
|---|---|---|
| 雇用契約 | あり | なし |
| 報酬 | 給与(最低賃金以上) | 工賃(月1〜3万円が目安) |
| 平均月収 | 約8.3万円 | 約1.7万円 |
| 労働時間 | 4〜6時間/日が多い | 2〜5時間/日が多い |
| 利用期間 | 上限なし | 上限なし |
| 対象者 | 一般就労が困難だが雇用契約に基づく就労が可能な方 | 雇用契約に基づく就労が困難な方 |
| 全国事業所数 | 約4,200か所 | 約15,000か所 |
利用者の違い
A型の利用者は比較的安定した就労意欲と体力があり、毎日定時に通所できる方が多いです。B型の利用者は体調の波が大きい方や長時間の就労が難しい方、社会参加・日中活動の場を求める方が中心です。
職員の仕事の違い
| 項目 | A型の職員 | B型の職員 |
|---|---|---|
| 主な業務 | 生産管理・利用者の作業指導・品質管理 | 生活支援・作業補助・健康管理 |
| 求められるスキル | 業務管理・労務知識・生産性向上 | コミュニケーション力・観察力・寄り添い力 |
| ストレス要因 | 売上・生産性の確保 | 利用者の体調変動・個別対応の多さ |
どちらで働くべきか
A型事業所が向いている人
- 生産管理・業務管理のスキルを活かしたい
- 利用者と一緒にビジネス的な成果を出すことにやりがいを感じる
- 民間企業での経験を福祉で活かしたい
B型事業所が向いている人
- 利用者一人ひとりのペースに寄り添った支援がしたい
- 生産性より「居場所づくり」に共感する
- 未経験から福祉の仕事を始めたい
よくある質問
A型とB型、職員の給与に差はありますか?
大きな差はありません。いずれも月収20〜26万円前後が一般的です。A型の方が事業収入に連動した手当がつく場合がある一方、B型は処遇改善加算の取得率が高い傾向があります。
利用者がA型からB型に移ることはありますか?
あります。体調の変化やA型事業所の閉鎖等でB型に移行するケースがあります。逆にB型からA型へステップアップする方もいます。