この記事でわかること
- ケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の受験資格は「国家資格+5年以上の実務経験」
- 試験は年1回10月、合格率は10〜20%台。5つの分野から60問出題
- 合格後には約87時間の実務研修を受講し、都道府県に登録して初めて資格を取得
- 資格取得後も5年ごとの更新研修が必要
受験資格の条件
ケアマネ試験を受験するには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
| ルート | 必要な資格 | 必要な実務経験 |
|---|---|---|
| ルートA | 法定の国家資格(介護福祉士・社会福祉士・看護師・理学療法士など21資格) | 通算5年以上 かつ 900日以上の実務日数 |
| ルートB | 生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員 | 通算5年以上 かつ 900日以上の実務日数 |
2018年度の制度改正により、以前は受験可能だった「無資格の介護職10年以上」のルートは廃止されました。現在は国家資格または相談援助系の実務経験が必須です。
試験の概要と出題範囲
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名称 | 介護支援専門員実務研修受講試験 |
| 実施時期 | 年1回(10月の日曜日) |
| 問題数 | 60問(5肢複択) |
| 試験時間 | 120分 |
| 出題範囲 | 介護支援分野(25問)+保健医療サービス分野(20問)+福祉サービス分野(15問) |
| 合格基準 | 各分野ごとに正答率70%程度(年度により変動) |
| 合格率 | 10〜20%前後(近年は上昇傾向) |
実務研修の流れ
試験合格後、都道府県が実施する「介護支援専門員実務研修」を受講する必要があります。
1
前期研修(講義・演習)
約44時間。ケアマネジメントの基本、アセスメント手法、ケアプラン作成の演習を行います。
2
実習(居宅介護支援事業所等)
約3日間。実際の事業所で現任ケアマネに同行し、利用者宅への訪問・アセスメント・サービス担当者会議を実地で体験します。
3
後期研修+登録申請
約43時間。ケアプラン作成・モニタリング・給付管理の実践演習。修了後に都道府県へ登録申請し、介護支援専門員証の交付を受けて資格取得完了です。
更新研修と主任ケアマネ
介護支援専門員証は5年ごとの更新制です。更新時には更新研修(88時間)を受講する必要があります。ケアマネ経験5年以上で受講できる「主任介護支援専門員研修」を修了すると、上位資格である主任ケアマネの称号を得られます。
ケアマネ資格に関するよくある質問
介護福祉士からケアマネになるには何年かかりますか?
介護福祉士の登録日から通算5年以上・900日以上の実務日数を満たせば受験可能です。介護福祉士取得後、最短で5年が目安です。
ケアマネ試験の独学は可能ですか?
独学での合格者も多くいます。市販のテキスト・過去問集を使い、過去5年分の問題を繰り返し解くのが王道の勉強法です。通信講座を併用する方も多いです。
ケアマネ資格を持っていても更新しないとどうなりますか?
更新研修を受けないと介護支援専門員証が失効し、ケアマネとして業務ができなくなります。ただし資格自体は消滅しないため、再研修を受ければ復活できます。