この記事でわかること
- 居宅ケアマネは在宅で暮らす利用者を担当、施設ケアマネは入所者を担当
- 担当件数は居宅35件・施設100件(目安)と大きく異なる
- 居宅は外出・移動が多く自律性が高い、施設は施設内完結で多職種連携が密
- 転職時は「自分がどちらの働き方に合うか」を見学で確認するのが大切
居宅と施設の基本的な違い
| 項目 | 居宅ケアマネ | 施設ケアマネ |
|---|---|---|
| 勤務先 | 居宅介護支援事業所 | 特養・老健・有料老人ホーム等 |
| 担当対象 | 在宅で暮らす利用者 | 施設に入所している利用者 |
| 担当件数 | 35件前後/人 | 100件前後/人 |
| 業務範囲 | ケアプラン特化(訪問・調整・給付管理) | ケアプラン+施設内の他業務を兼務する場合あり |
| 外出 | 利用者宅訪問が日常 | 施設内で完結(モニタリング訪問なし) |
仕事内容の違い
居宅ケアマネの1日
午前中に利用者宅を2〜3件訪問し、アセスメントやモニタリングを実施。午後は事業所に戻りケアプラン作成・サービス事業者への連絡調整・給付管理事務を行います。担当件数は多いですが、ひとつひとつの支援に裁量が大きい点が特徴です。
施設ケアマネの1日
施設内で入所者のケアプランを作成・更新します。1人で100名近くを担当する場合もありますが、看護・介護・リハビリの多職種チームと密に連携するため、調整業務が中心です。現場の介護業務を兼務するケースもあります。
条件面の比較
| 項目 | 居宅ケアマネ | 施設ケアマネ |
|---|---|---|
| 月収 | 27〜33万円 | 28〜34万円 |
| 残業 | 月末の給付管理期間に集中する傾向 | 比較的少ない傾向 |
| 休日 | 土日休みが多い | シフト制の場合あり |
| 通勤 | 利用者宅への直行直帰も多い | 施設への通勤が基本 |
| ストレス要因 | 担当件数と調整業務の多さ | 介護業務の兼務による負担 |
自分に合う働き方の選び方
居宅ケアマネに向いている人
- 自分のペースで業務を組み立てたい
- 外出・移動が苦にならない
- 利用者一人ひとりの生活を深く知りたい
- 独立・開業も視野に入れている
施設ケアマネに向いている人
- チームで働く方が安心できる
- 介護の現場感覚を保ちながらケアプランを作りたい
- 天候や移動に左右されない働き方を好む
- 医療・リハビリ職種との連携に興味がある
よくある質問
居宅ケアマネと施設ケアマネ、どちらが大変ですか?
どちらにも固有の大変さがあります。居宅は担当件数と多方面の調整、施設は兼務業務と大人数の計画管理。見学や職場体験を通じて「自分にとっての大変さ」を確認することが大切です。
施設ケアマネから居宅ケアマネへの転職は可能ですか?
もちろん可能です。ケアマネ資格は共通なので、施設→居宅、居宅→施設いずれの方向にも転職できます。